小さい頃から定期的にリハビリを受けているにも関わらず、
- 思ったように機能が伸びない
- 反り返りが強くなってきた
- なかなか首が座らない
- 手足の緊張が強く着替えがさせ難い
- 股関節が亜脱臼してて手術を勧められた
- だんだん側弯が強くなってきた
- リハビリを受けたくても月に1-2度しか受けれない
- 食べる量が増えないので体重がなかなか増えない
- 常に便秘気味で自己排便が難しい
などの問題でお悩みを持つ親御さんは少なくないと思います。
なぜ定期的にリハビリしているのに、この様な問題が改善されかないのでしょうか?
この様な親御さんの想い、子どもが受ける肉体的・精神的負担に見合うだけのリハビリの効果を果たしてどれだけの方が実感されているでしょうか?
機能レベルアップに拘るあまり…
「どんな形でも出来る様になればそれでOKなのでしょうか?」
そういう私も14年間、病院に勤務し小児リハビリの現場で働いてきました。
そこで感じた事は、
今の小児リハビリ業界は、本人の能力以上の機能改善(例えば、歩ける様になる、座れる様になる等)を追求し過ぎている事です。
監視を外せない、杖や補装具が不可欠といった状態で機能レベルが上がったとして、それが必ずしもお子様の身体にとって本当にハッピーな事だと言い切れるでしょうか?
「そんなの出来る事が増えた方が良いに決まってる!」
とのご指摘を受けそうですが、私は「この先ずっと本人が健全に使いこなせるだけの質が伴っているのであれば…」という条件がつくと思っています。
残念ながら、脳性麻痺児のリハビリの現状は…
という状況になっているのです。
元々、立つ能力が足りていないお子様を立たせようとすると、足りない能力を補う為に、本人のやり易いやり方、いわゆる代償運動を使う事でそれを実現させようとします。
正常運動から逸脱した代償した形での運動を続けた未来には…、
- 『無理に歩く事で、足の緊張が強くなっていき、歩き難くなって手術に至る』
- 『偏った身体の使い方を続けた結果、関節の変形や痛みに苦しむ』
- 『小学生の頃、無理してギリギリ歩けていた位のお子さんに至っては、成長期を過ぎた頃までにはかなりの確率で歩けなくなる』
など、様々な危険性が予測できます。
幸いな事に、私は病院勤務時代、支援学校高等部のお子さん達の療育相談の仕事に関わる機会に恵まれ、病院でのリハビリを終えた子ども達がその後どの様な経過を辿っているのかを目の当たりにし、本人やご家族からお話を伺う機会がありました。
- 「小学生の時は歩いてたのだけど、今は全然歩けなくなって電動車椅子を使ってます…」
- 「だんだん変形が強くなって、立たすのも大変になりました…」
- 「動けなくなってどんどん体重が増え、介助が大変です…」
- 「緊張で手がだんだん硬くなって、使いにくくなってきて…」
勿論、全員が全員、そうなるとは言いませんが…
積極的な機能訓練だけでは、その裏に将来の大きな危険性を含んでいる事、ご理解頂けるでしょうか?
正常な運動を行う上での大前提は、
「身体が正常に可動する事、つまりは身体構造が正常である事」
出来ないことを反復練習するのではなく、正常に動く為に必要な身体の可動性を改善する事こそが大切です。
機能訓練中心の理学療法に比べて、構造に対する施術を得意とする「オステオパシー」の導入こそが新しい可能性を切り開くための打開策なのです。
実際、海外において、理学療法士とオステオパス(オステオパシー施術者)が手を組んで、それぞれの得意分野を活かしながら、ひとりのお子さんに関わるという事が積極的に導入されてます。
オステオパシーを導入する事で、無理な機能訓練のリスクからお子様を解放し、亜脱臼や重篤な側弯症などの手術のリスクも劇的に下げる事が期待出来ます!
構造に対する施術を得意とするオステオパシーは、下記の様な項目を詳細に検査して、その問題に対して施術する事が出来ます。
- 骨格にズレはないか?
- 筋肉の緊張状態はバランスがとれているか?
- 内臓は正常な可動性を持って、しっかり機能しているか?
- 神経や血管の硬さに問題はないか?
- 交感神経、副交感神経のバランスが上手くとれているか?
- リンパを含めた身体の液体の流れは正常に働いているのか?
- 脳や脊髄に硬さや動きに異常はないか?
オステオパシーとは、アメリカの医師、A.T.スティルによって創始された自然医学であり、最近、テレビや雑誌、医療や美容業界など広く注目を集めている『筋膜』の重要性を100年以上も前から注目し、施術に取り入れていたのがオステオパシーなのです。
欧米諸国では国家資格もしくは、それに準じた認定資格として国から認められています。
海外では、妊婦や乳幼児からお年寄りまで、プロスポーツ選手のコンディション二ング、ハリウッド女優の美容目的など、広く一般的に認知された施術です。
日本ではまだ知らない人も多いですが、最近では、世界で活躍するプロテニスプレイヤーの錦織圭選手が手首の怪我をした際に、ベルギーでオステオパシーを取り入れたリハビリを受けていました。http://news.livedoor.com/article/detail/13812525/
病院のリハビリ室だけでなく支援学校の教育現場など幅広い臨床経験を持つ理学療法士だからこその豊富な知識や経験と、国内最高の教育機関で学んだオステオパシー医学がミックスされることで、今まで病院や療育園で当たり前とされてきた機能訓練の考え方とは一線を画す、『10年後、20年後のお子さんの生活を見据えた長期的な視点での施術計画』を提案し、お子さんの発達の全力でサポート致します。
安心して施術を受けていただく為に…
日本最大のオステオパシー組織、JOPA(日本オステオパシープロフェッショナル協会)にて内臓マニピュレーションやファシア (筋膜)の講師としてオステオパシーの普及に務めながら、協会付属の5年制学校、JTOC(日本トラディショナルオステオパシーカレッジ)にて世界基準に準じた国内最高のオステオパシー教育を受けます。
国内はもちろん、海外でも研修しており、その中でも日本で10人しか受講出来ないフランスのベルナルド・ダライアンD.O.のプライベートコースにも計3回参加し修了。
現在は、全身400ヶ所を身体の上でピアノを奏でるが如く軽いタッチで検査し、身体の不調の根本原因を探し出したら、風が吹き抜けたと比喩される位に軽くキレのあるリコイルテクニックで病変部位にインパルスを加えて施術するフランスのポール・ショフールD.O.が開発された『メカニカルリンク』を中心に学んでいます。
学校や協会のセミナー以外にも、毎週水曜と木曜は夜21時より神戸の協会本部にて講師としての研修を10年近く継続しており、現在はJOPA理事として日本国内におけるオステオパシー医学の発展と普及に務めています。
当院のお客様の生の声をご紹介致します
這い這いすらせずに、いつもぼんやりしていた息子が、今ではスタスタと歩き、毎日ニコニコして小学校に通えるようになりました
Yくんのお母様より
Yくんの診断名:水頭症、脊髄脂肪腫
3歳から6歳までの期間、月に1−2回のペースで施術させて頂いた男の子です。
Q. オステオパシーに出会う前、どんな事で悩んでましたか?
2歳を過ぎても全く立つ、歩くの兆候を見せない息子。
療育園に通っており、PTの訓練を受けていましたが、イマイチ成果が見られませんでした。
ちなみに、PTでは立位台に立たせておもちゃで遊んだり、PCWを使って歩く練習をしていました。
Q. どういう経緯でオステオパシーと出会いましたか?
療育園のお友達がオステオパシーをやっていて、たまたま紹介して頂いたことがきっかけです。
Q. オステオパシーを始めてどう変わりましたか?
正直、1回や2回の施術で具体的にどう変わったのかは分かりませんでした。
知的重度の息子のため、本人にどう変わったとも聞けず、ただ本人が嫌がらず受けていたので続けていました。
また、少しでも立てるように、歩けるようになるきっかけを…と思っていました。
変化の順としては、まず息子の表情が良くなりました。
なんだかぼんやりしていることが多かった息子、よく「眠そうね」と言われる事もありました。
それが、目がしっかり開き、キラキラ輝くようになりました。
それから「あー」「あうー」とよく声が出るようになり、気がつけば自分でしっかり立ち上がることが出来るようになりました。
どれだけPTで立たせようとしても立つことが出来なかったのに。
自分で立ち上がる事が出来るようになってからは、本人のからだの準備がしっかり整ったようで、伝い歩き➜手つなぎ歩き、とグングン成長し、ついには独り歩きの1.2歩が出たのです。
Q. これまで受けてきたリハビリとオステオパシーの違いは?
まず、本人がとても楽で楽しそうだったのがオステオパシー。
療育園での訓練は、”立たせる”、”歩かせる”でしたので、泣きながら訓練を受けることもありました。
しかし、オステオパシーは基本、横になっているだけ。
先生の施術はまったく痛みを伴わないので、最初の頃は施術を受けながら寝てしまうこともよくありました。
また、起きている時でも横になりながら、オモチャで遊んでいて、全然余裕の様子。
オステオパシーでは一度も泣きませんでした。
Q. どういう人にオステオパシーを受けてほしいと思いますか?
我が子の成長を望む親であれば誰でもそうだと思います。
しかし、順調に何も問題のなく育たない事もある。
それは、体の中の”何か”が邪魔をして、そこで引っかかってるから。
息子がオステオパシーを受けている時に、よく先生に教えて頂いたことです。
悪いところや出来ないところばかりに注目してしまいますが、実は体はすべて繋がっていて、体の芯の深いところの問題をとってあげると、それ以外がスムーズにいくことがあるのです。
もし、成長に気になることがあり、なかなか問題解決に悩み、苦戦しているなら、それはオステオパシーにより解決できるかもしれません。
また、体の中の問題が解決して体が整えば、やらせなくても、自らがやるようになります。
ハイハイすらあまりせず、いつもぼんやりしていた息子が、今ではスタスタと独りで歩けるようになり、毎日ニコニコしながらそれはそれは楽しそうに小学校に通っています。
あの時、先生とオステオパシーと出会って本当に良かったです。
話が出来るようになった時期に本人に聞いたら、「うん、体が軽くなってるよー!」とか「気持ち良いよー」とかって言うんです!
Hちゃんのお母様より
Hちゃんの診断名:脳性麻痺(左片麻痺)
1歳半から当院に通院して下さってる女の子です。
通院当初は警戒心が強く、お母様以外の人に触れられる事を極端に嫌がり、どうやって施術しようか試行錯誤したお子さんですが、今は元気に歩いて小学校に通ってます。
院長 以下、院)今日はインタビューにご協力頂き有難うございます。
まずオステオパシーに出会う前にどんなことでお困りになっていましたか教えて貰って良いですか?
Hちゃんのお母様 以下 、母)うちの子が1歳1ヶ月で歩き始めた時に、左足をびっこひいてるような状態で歩いてました。
初めての事なので凄く私もびっくりして、色んな病院、総合病院とか連れて行って検査をして、結果、脳性麻痺、左四肢麻痺?
院)四肢麻痺なんですか?片麻痺では?
母)片麻痺なんですか?私、あんまり私もちょっと…
院)四肢やったら両方だから片方なら片麻痺ですね
母)そう言う診断を受け病院にリハビリに行って下さいということで…
で、いろんなことを試したいので、ボイタ、ボバース2軒行き、プラス、ネットで直接的に効くものはないかと調べて、鍼治療…でもこれは泣き叫んで1回でやめました。ただでも小児麻痺に効くと言うものだったので。
で、あとはこちらですね。
院)オステオパシーですね。
前の堺筋本町の頃から来てくれてるんですね。
母)もう長いですねー
院)病院は3軒、同時に行ってたんですか?
母)同時に、やれる事はやろうと!
院)よくバレなかったですね(笑)
インタビューの続きを表示↓
母)あー、全然。
私は全て行きます、後悔したくないので!
(体験してみて)一番良いところ、一番良い方法を、最終的に選びますので!ということを初めから言って…
院)結局今は、ボイタだけ?
母)結局ボバースはPTの時に何をしてるのかよくわからなくて。
これ初め2週間にいっぺんのペースで三件通っていたのですが、これで何が良くなるのかなって?1歳半なので遊びの中に取り入れてやってくれてたのですが、これで何が良くなるんだろう?
どんどん育っていく中、手遅れにならないか?
焦りがあり、もぅボバースはもぅやめましたね~。
OTのほうはボバースもボイタもさほどやり方が変わるわけではなかったのでよく分からないのですが、PTの差は大きかったですね。
ボイタの方は圧を手で掛けて、筋力を高める、ポイントのところをやるので…
私自身が家でもできるし、目に見えて筋力を使ってるのも感じれるのでボイタを選んで、ずっとボイタですね。
ボイタは、理学療法士さんがまず私にそれをしてくれたのですが、(押されると)もの凄く筋力を使ってるのが私自身体験できたので。
院)そこから途中でうちに来て下さったんですよね?
母)途中でと言うか、ほとんど最初の方ですね。
院)それは何を見て?
母)インターネットで先生が理学療法士で、ボバース病院でPTをされていて、そこで満足出来なくてオステオパシーを学び始めましたってのを読んで…。
「あ、小児麻痺の子供をずっと見ていたんだなー」とか、「ボバースの病院でPTされてられたんだなー」と思い、そこで信頼を受けて、まぁ一度試してみようと思いました。
でもオステオパシー自体、全然知らなかったので、「これは何だ?」と。
まぁ普通の整骨院のマッサージでさえも、すがりたかったんですが。
でもこれなんやろなと思ったら、夫が欧米人なの聞いたところ、「欧米では病院の機能改善などにオステオパシーを使うよ。普通というか、皆が知ってる方法だよ?」って言ってたので、じゃあ一度試してみよう!となりした。
院)日本では知名度がないけど、海外では結構知名度があるからね。
アメリカとかイギリス、オーストラリアとかは国家資格だったり、フランスも認定資格だったりするから。
じゃあ、そう行った海外の情報なども聞いて信頼出来るかなーと?
母)そうですねー
院)実際、オステオパシーを受けてみてどう変わったかとかありますか?
母)もう、ここに通い始めて5年ですよね?
初めの頃はびっこをひいて…。一切半だったので初めは泣いて何も出来ず、毎回、昼寝の時間におぶって来て、私も一緒に寝ながら、寝かしつけて先生の施術を受けてましたね。
でも痛くない、何も感じないので、ずっと寝てる間に施術が終わって、それはもぅ一歳半の子供、赤ちゃんに対しては助かりました。私も一緒に寝てましたけど(笑)
院)そう言えば(お母さんの)お腹の上に載せて寝かせたままやってたりしましたね~(笑)
母)もっともっと歩いて、話が出来るようになったときに、自ら「うん、体が軽くなってるよー!」とか「気持ち良いよー」とか。今は、ここに来た後、「すっごく気持ち良い、(なぜか)分からないけど…」みたいな。
院)へー、それ嬉しいなー
母)2歳の時とかびっこひいてたけど歩けてたじゃないですか?
ここが終わって外に出て帰る時には、既に左足がいつもより上に上がって歩いてたり、軽いんやなーってのは目で見えました。
あと、手の上への上がりも先生の施術やっている時でも手がなかなか上に上がらなかったのが、伸びをしたら時にぐっと手が上がるようになったりとか。可動域は凄く増えますよね。軟らかくなるのか軽くなるのか?
院)今まで病院でボバースやボイタを受けて来たけど、オステオパシーは何が違うと思いました?
母)オステオパシーは実際、来始めた時、ずっと何をしてるのか分からず、大丈夫かなーって半信半疑でした。
まぁ3回、5回は試さないと分からないと言うのもあり、また1歳半って言うのもあって時間が掛かるとも思ってましたけど、ゆっくりゆっくり見ないと分からない変化というのはあって。
初めの頃は2週間に1回してましたよね?
なので、来て帰った時に公園で走る速さが早いとかは見て分かるんですが、また数日経つと左が重そうやなーっていう歩き方をしたり、足首の可動性が悪くなってたりとかはあるのですが、でも毎回毎回来るたびの柔らかさを見ると、「何かが効いるんだろな?」ってのは感じましたね。
院)だんだんしっかりして来ましたもんね~
母)いや、普通に歩けてて、周りから見たら、「えっ、障害持ってるの?」って聞かれるくらいに普通になりましたね。
院)かなり注意して見ないと分からないですよねー
母)分からない様になってますね。
ただでもここを選ぶの、一番良いのは子供が泣かない、嫌がらない、で、親も別にしんどくない(笑)
他のとこは、殆どやらされてる感が強くて。
院)泣きながらとかしんどいもんねー
母)病院のリハビリだったら親が宿題を出される。
これをやっておいてくださいとか。
「足の指をちょっと引っ張って伸ばすよう」にとか、「座るときに、普段この座り方をしてるから、足を前に持ってきてこんな座り方をするように」とか。
院)僕も病院に勤めてたのでどんな感じで言われてたのか分かりますねー。
母)でもオステオパシーは、何か体の中に変化を生んで、動かす部分を押さえて、押さえる代わりにこっちを自発的に動かせるみたいな事をやってるみたいな事を以前に言われてたと思うので…。
院)オステオパシーってこっちが治すとかっていうイメージではなくて、本人の体に仕事をさせるみたいなことイメージで。
僕がやってるのは良くなる事を邪魔してるものだけとってあげて、あとは本人(の自己治癒力)に委ねてる部分って大きくて。
だから後で、あれして下さい、これして下さいって感じにはならないですね。
母)もともと持ってる力、自然治癒の様なものですね?
院)僕はそう考えてやってます
オステオパシーの良さが分かって通って来て下さってると思うのですが、お母さん的に考えて、どんな人にオステオパシーが向いてて、どんな人がオステオパシーを受けたら良いと思われますか?
母)今現在、小さい子供を、1歳、2歳で(障害がある事が)分かられて、リハビリの病院に行ってても「これで良いのかなー?」「もっともっと何かをやってあげたいなーって思ってらっしゃるお母さんいたら、半信半疑でもとりあえず試して、なんでもやってみて…。
5回くらいは来られたら子供の様子が変わるので。
障害が持ったお子さんを持って、今立ち止まっているお母さんに是非試してもらいたいですね。
院)日本ではオステオパシーはまだ知名度がないので、是非ともボバース、ボイタだけではなく、オステオパシーも選択肢の一つとして入る様になれば素敵だなーと思って色々頑張ってます。
母)オステオパシーは、整骨院とか、カイロみたいな骨を動かすものを子供にするのではなくて、本当に手を置いてるだけなのですが、凄い子供の動きに大きな変化を与えるので。
ボキボキされて痛いとか、揉み返しの苦痛を味わうとかも全く無いので。
院)是非ともそういう人にもっとに知って貰えたらって思ってます。
今日はご協力頂きまして有難うございました。
体を鍛えるリハビリと、体の調子を整えるオステオパシー、今ではどちらも無くてはならない大切なものです!
H.Sくんのお母様より
H.Sくんの診断名:脳性麻痺(四肢麻痺)
1年前より1−2週に1回のペースで通院してくださる4歳の男の子です。
来院時は「身体の緊張が低くてあまり動かず、物に対する興味も乏しくて玩具で遊ばない」とのお母様からのお問い合わせを頂き、通院する事となりました。
まずご飯が食べれるようになり、呼吸状態も良くなったところから始まり、今では自由に寝返りで移動したり、得意な左手中心ですが音の出る玩具を持って遊ぶのが大好きになるなど、かなり活動的になっています。
いつも体調が悪そうで、眉間にしわを寄せていました。
とても遊びに興味を持つ余裕がなさそうでした。
そんな中、知人に紹介してもらったのがきっかけで(オステオパシーを)やってみました。
少しでも良くなればと、ダメ元で始めてみました。
痛くもなく、気持ちが良いみたいで、眠ってしまうこともありました。
1回目、2回目と早いうちに、施術後にご飯をいつもよりよく食べました。
いつも眉間にしわを寄せていたのですが、続けいいくと素の顔になりました。
体が楽になって、呼吸状態も良くなってきました。
そして、たまに右回りの寝返りができていただけだったのが、右回り、左回りの寝返りができるようになりました。
身体に余裕が出てきたためか、周りの物に興味が少しずつ出てきました。
体を動かして鍛えるリハビリは凄く大切だと思うけれど、障害のある人達には凄く身体の負担がかかり、歪みや痛めたりする原因になります。
その歪みや痛みを治し、体を正しい姿勢にもっていってくれるのがオステオパシーだと思います。
体を鍛えるリハビリと、体の調子を整えるオステオパシー、今ではどちらも無くてはならない大切なものです。
色々なリハビリや施術を受けているけど、あまりどれも効果が出なかった人や、体調が何故かすぐれない人、ゆがみのある人には是非1度でいいので(オステオパシーを)試してみて欲しいです。
足の血行不良や頭のぐらつきが良くなりました
Hくんのお母様より
Hくんの診断名:脳性まひ(PVL)痙直型四肢まひ
自発的に動くことが難しい5歳のお子さんですが、通院するにつれ徐々に血行改善や便秘の改善がみられ、座位保持椅子でも姿勢が安定して首のコントロールも上手くなりました。
子どもがお世話になっています。
オリエンタルオステオパシー(旧ビアンネートル)さんに通い始めて半年が過ぎました。
初めての施術の時には、ボバース法のPTと違う事に戸惑いを感じましたが、今までとは全く違う手法だからこそやってみようと思いました。
正直、始めの数回は良く分からないまま通っていましたが、治療院に通い始めて1カ月頃に血行が良くなってた事が実感出来ました。
これまで足の血行が悪く、青紫色になることが度々ありましたが、殆ど見なくなりました。
また、最近では、ぐらぐらだった首がしっかりしてきて、数分は頭を上げていられるようになりました。
宮本先生には体の調整をして頂く事でしっかり基礎作りが出来、その結果、療育園のPT、OT、STの訓練で可能性を最大限に引き伸ばして貰え、それが保育や生活に繋がっていると感じています。
あれほど頻発していた発作は殆ど見られなくなり、その後、今までの10ヶ月の間、発作らしい発作は起こっていません
Yくんのお母様より
Yくんの診断名:てんかん発作、ウエスト症候群、四肢麻痺
首が座らない、反り返りが強いという訴えがあって2歳の頃から通院されている男の子です。
お母様の訴えの通り、右凸の対称的な反り返りが非常に強かったのですが、徐々に反り返りが減って対象的に寝れるようになってきています。
子どもの施術で通い始めて1年になります。
通い始めの頃は1歳を過ぎてましたが、首は座っておらず、寝返りも出来ない状態でした。
自分でできることは指を舐めることくらいで、ほぼ一日中、寝転んで過ごす生活でした。
1-2回の施術の後から変化がありました。
寝転んでいる時に体の正面で両手を合わせるようになり、左に向きがちだった顔が正面を向くことが多くなりました。
左脇腹が縮んで少し体が歪んでいましたが、それも徐々になくなり体が少しずつ真っ直ぐに。
施術後1日〜数日で効果が現れることが多く、すぐには気づかないのですが、「あれ?こんなことも出来たっけ?」ということがよくあります。
また、子どもが生後9ヶ月の頃、ウエスト症候群と診断を受けました。
病院での入院治療の末、ウエスト症候群の症状は治まりましたが、てんかんの部分発作が少し残ったままでした。
その発作の症状が頻発した時期がありました。
その頃、タイミング良く宮本先生に頭の施術をして頂きました(当時、頭の施術は子どもが動くので、眠った時しか出来ませんでした)。
先生は「頭の圧がだいぶん溜まっていたので抜いた」とおっしゃっていました。
すると、あれほど頻発していた発作は殆ど見られなくなり、その後、今までの10ヶ月の間、発作らしい発作は起こっていません。
宮本先生と出会ってなければ、てんかん発作がどうなっていたかわかりません。
体の方も、先生に調整してもらっているおかげで、ゆっくりですが、順調に成長しています。
先生の施術なしでは他のリハビリを受けても身体の歪みはそのままに、今の様に素直な体の成長はなかったと思います。
宮本先生には本当に感謝しています。今後も宜しくお願い致します。
先生と出会え、「今は◯◯をさせてあげなきゃ!」、「もっと◯◯した方が良いのでは…」という課題に追われたり、”してあげれていない自分”を責めることがなくなって心が軽くなりました
Nちゃんのお母様より
Nちゃんの診断名:難病指定の遺伝子疾患による多発性奇形
3歳頃から月1回のペースで2年半、出張オステオパシーで施術してきた女の子です。
二女は生まれつきの先天性多発奇形で、遺伝子の疾患があることが分かりました。
のどが過敏で、口から何も食べたくない子だったため、経管栄養での生活で、10ヶ月頃から療育園での訓練も始まりました。
体も小さめで、全ての面で成長が遅く、3歳になる頃にもまだハイハイやお座りも安定せず、楽ちんなことを好んでしようとする子でした。
PT時も大泣きしたり、嫌々からか寝てしまう事も多く、先生を困らせる日々で先が不安でした。
そんな時、園の先輩のお母さんから宮本先生の存在を聞きました。
病院での訓練も希望してみましたが入れずで、何からでも試してあげたい気持ちでオステオパシーをスタートしました。
障がいの重さに関係なく、ひとりひとりの状態に合った施術を考えて下さり、楽しめる動画を観せて下さったり優しく接して下さるので、子どもとの距離もぐっと近くなり、楽しく通えています。
施術時の痛みもないようで、先生とのふれあいの日として2年半ほど通っていますが、年長の年、に入り急に、いつも不安そうにしていた歩行練習で、自ら介助の手を離して歩き出してくれたんです。
自分から出来たことに感動しました。
いつも宮本先生に不安なことを相談させて頂いてたのですが、その度に、「歩こうとしないのは、まだ歩く機能が全て整っていないから」、「急がなくても大丈夫!この子のペースで整えているんだから』と声をかけて頂き、ハッと気付かされました。
先生と出会えて、園や病院でのリハビリと違い、「今は◯◯をさせてあげなきゃ!」や「もっと◯◯した方が良いのでは…」と課題に追われたり、してあげれていない自分を責めることもなくなり、心が軽くなりました。
無知な私が言うのも何ですが、子どもが難病を抱えていたり、先の見通しがわからない病気(うちの子も)で不安がたくさんたまっているお母さん、お父さんに是非ともこんな方法があることをお伝え出来ればと思います。
体が軽く動けるようになっていくのが本人にも家族にもわかるのはオステオパシーが体に良いきっかけ作ってくれたと思っています
Rちゃんのお母様より
Rちゃんの診断名:脳性麻痺
月に1−2回のペースで出張オステオパシーでフォローしているお子様です。
歩行時に踵が着かない(特に右側)との訴えで施術されることとなり、それからもう5年になります。
今では地域の小学校に、独歩で楽しく通学しています。
娘は1000グラム以下で生まれ、脳性麻痺の影響で足首に硬直があり6ヶ月頃から療育園等でPTを受けていました。
2歳で独歩しはじめて1年が過ぎた頃にボトックス注射治療を開始し、その2ヶ月後には幼稚園へ入園という頃でした。
これから運動量がとても増える事もあり、他に何か体験したいと思っていたところ療育園のお友達に宮本先生のオステオパシーを紹介してもらいました。
それから5年程になります。
実際に体験してみると今まで受けてきたPTと全然違い、先生は子どもの可能性を掌で聞くように掌を足やお腹や首筋などに当てるだけで初めは不思議な感じがしました。
その後も継続して通うようになりましたが、毎回施術後には緊張も和らぎ、歩く姿勢も良くなり、効果を感じます。
体幹がしっかりできるまでどうしても全身に力が入っていましたが、運動量がどんどん増える頃には定期的に施術を受け続けることで徐々にバランスよく動けるようになりました。
なにより体が軽く動けるようになっていくのが本人にも家族にもわかるのでオステオパシーが体に良いきっかけ作ってくれたと思っています。
宮本先生にはボトックス治療など全部を理解して下さった上でアドバイスや助言をしてくださるので心強い存在ですし、これからという成長期にオステオパシーに出会えたので本当に良かったと思います。
病院等でリハビリを受けているものの、何か物足りなさを感じている方は一度体験されることをお勧めします。
当院と他の整体院との違い
子どもは“大きな大人”ではないので、日頃、大人を中心に診ている整体院とは経験値が違います。
当院の施術で、泣いて嫌がるケースはそう多くありません。楽しく遊びながら施術するノウハウがありますので親御さんから安心して任せて頂いてます。
車椅子や座位保持椅子のポジショニングの指導、就学準備に相談など、施術だけでなく様々な「困った」に臨機応変にサポート可能です。
JOPAの講師であり、JTOCで国際基準のオステオパシー医学を受けており、安心感のある施術を受けることが出来ます。
推薦のお声を頂いています
確かな技術をもった彼のオステオパシーがより多くの子供たち、そしてその親御さんたちを笑顔に変えられることに期待
宮本先生と初めてお会いしたのは、JOPA主催のオステオパシーセミナーで彼に指導を受けた時でした。
その際には、患者さんと術者が一体化したような、よどみない施術テクニックと、的を射たアドバイスに、感銘を受けたのが印象的でした。
その彼が、この度小児中心のオステオパシーを始めるとお聞きして、大変うれしく思いました。
なぜなら、小児のオステオパシーは、その重要性と効果の高さが認識されているにも関わらず、日本では専門的に行う者がほとんどいないからです。
人は生まれるときに、母親の狭い産道を通って出てきますが、その際には、頭蓋の形が産道の形に合わせて変形するほどの強い力を全身に受け、まさに絞り出されるように生まれて来ます。
その時に形成された全身のひずみが、乳児期から晩年に至るまで、全身の様々な疾患につながっていくことが多くあります。
ただ、子供に施術するためには、小児の解剖学、生理学等に対する深い造詣と、動き回る子供に施術する高度な技術が必要なのはもちろん、さらに、子供と心を通わせられる能力が要求されます。
彼は、知識やテクニックはもちろんのこと、男性のオステオパスとしては珍しく、苦も無く子供に好かれるという稀有な才能があります。
それはもしかしたら、子供たちが、彼の深い愛情を察知しているからなのかもしれません。
国際基準を満たしたJTOCで勉強された確かな技術、そして子供が大好きな彼のオステオパシーが、今後より多くの子供たち、そしてその親御さんたちを笑顔に変えられることを期待するとともに、ここに自信をもってお薦めいたします。
臼井秀樹
うすい整形外科 院長
私が彼に絶対に勝つことができない領域、それが「小児に関するオステオパシー」です
宮本先生とは気付けば10年以上もの期間、共にオステオパシーを学んで来ました。
知識、技術を切磋琢磨しあう勉強仲間でもあり、ライバルでもあります。
しかし、私が彼に絶対に勝つことができない領域があります。
それは小児に関するオステオパシーです。
宮本先生は小児のリハビリテーションで全国的に有名な病院で長い勤務経験があり、この領域における、豊富な知識、技術、経験が現在の彼のオステオパシー施術の中に活きています。
子ども扱いもうまく、施術中もお子様が嫌がることなく楽しみながら行うことができるというのも宮本先生の特技だと思います。
おそらく彼も子ども(永遠の少年)だから心が通じ合うのではないでしょうか(笑)実はプライベートではすごくお茶目な先生なんですよ。
ある時、宮本先生とお互いの仕事における夢や使命について話をしたことがあります。
「現在、日本で行われている小児のリハビリテーションにオステオパシーの施術を合わせて行うことによって、子ども達の未来は大きく変化する!そして自分はその架け橋になる!それが自分のミッション!」
と言う熱い言葉を聞いた時、私は本気で宮本先生を応援したいと思いました。
宮本先生ならこのミッションを必ず達成してくれると確信しております。
小児領域のオステオパシーに宮本あり!
私は宮本先生を推薦致します。
また彼が描いているミッション、将来のビジョンが実現する日をこの目で見たいと切に願っております。
北内 俊充
株式会社TRUST代表取締役
オステオパシー治療院トラスト院長
日本オステオパシープロフェッショナル協会理事
日本オステオパシープロフェッショナル協会講師
JCEO(日本クラニアル教育機構)会員
LIEN MECHANIQUE OSTEOPATHIQUE会員
メカニカルリンクジャパンメンバー
当院が考える効果的な施術とは…
正常発達において、機能訓練をしなくても赤ちゃんは自然と寝返ったり、知らない間に立ち上がっていた出来るようになりますよね?
発達段階ごとに、その時に無理なく動ける範囲で身体を使う事で脳や筋肉が発達させ、条件が充分満たされると、自然と次の発達課題が出来るようになり、その繰り返しの先に立ったり歩いたりが出来るようになるのです。
つまり、立てる様になる為には、立つ前の段階で立つための条件がクリアされているが故に立てるのです。
そのため、“立てないから立つ練習をする“といった積極的な機能訓練はナンセンスだと思いませんか?
構造をより正常に整える事で、立つ為に必要な条件を整えることこそ、
条件を満たせば自然と出来ることが増えてくるからこそ、『機能訓練をしなくても出来ることが増えてくる』のです。
そして、当院が考える“本当に効果の出る施術”というのは、
オステオパシーの施術を受けるだけでは実現できず、本人やそれをサポートするご家族、理学療法士や作業療法士が、心の底から“身体が元気になる”事を強く信じて進む先にこそ、最大限の効果が得られるのだと考えます。
ちなみに…、
そう多くはありませんが、施術を嫌がっているお子様に対し、無理やり施術する事は本人の精神的なトラウマに繋がりかねないので必要な場合を除いて、極力控えたいと考えています。
子どもは楽しい事はすぐに覚えますが、嫌な事を頑張って覚えようとはならず、むしろ逆に逃げる事を覚えたりしますから…。
当院のモットーは、『泣かさず、押し付けず、楽しく施術する』であり、お子様が泣かずに施術する為のノウハウは豊富にありますので、「普段の病院のリハビリではずっと泣いているのにここでは全然泣かないです」といった声もよく頂きます。
長期的な視点を持つ
親御さんにまず理解して頂きたい事は、『麻痺という問題がある以上、ある程度、正常発達からは遅れる事は仕方ない』事で、焦らず、長い目でお子様の成長を見守ってあげる事が必要になります。
脳性麻痺のリハビリは、「これでもう治った!」「もうここで終了!」といったリハビリ的なゴールがある訳ではないからこそ、長期的な視点を持って取り組む事が本当に大事になります。
当院で施術を受けているお子さんであっても、短期的にはみると調子が良い時、逆に調子が悪い時と、ある程度の調子の波はありますが、3ヶ月、6ヶ月とある程度と長期的に振り返った際には、必ずお子様は良い方向に発達している事に気づかれると思います。
勿論、長期に渡る通院は、お金も時間もかかるので、来院頻度に関しては無理なく継続して来院出来る頻度で大丈夫です。
リハビリは勿論大事ですが、その為に家庭が犠牲になる事こそ、本末転倒になってしまいますので、何事もバランスが大切です。
最後に…
ご家族の方にお願いしたい事は、今、抱えている療育に関する疑問やお悩みがございましたらご家族だけで抱え込まず、御来院された際やメールでも大丈夫ですので是非ともご相談下さい。
20年以上の小児リハビリ現場での経験、施術の専門家としての見解を含めて、色々お話し出来ると思います。
お子様を中心としたワンチームの一員として、一緒により良い方向性を一緒に模索するお手伝いをさせて下さい。
オリエンタルオステオパシーは、笑顔で前向きに頑張るご家族を全力で応援します!