Hちゃんのお母様より|診断名:脳性麻痺(左片麻痺)

話が出来るようになった時期に本人に聞いたら、「うん、体が軽くなってるよー!」とか「気持ち良いよー」とかって言うんです!

Hちゃんのお母様より
Hちゃんの診断名:脳性麻痺(左片麻痺)

1歳半から当院に通院して下さってる女の子です。

通院当初は警戒心が強く、お母様以外の人に触れられる事を極端に嫌がり、どうやって施術しようか試行錯誤したお子さんですが、今は元気に歩いて小学校に通ってます。

院長 以下、院)今日はインタビューにご協力頂き有難うございます。
まずオステオパシーに出会う前にどんなことでお困りになっていましたか教えて貰って良いですか?

Hちゃんのお母様 以下 、母)うちの子が1歳1ヶ月で歩き始めた時に、左足をびっこひいてるような状態で歩いてました。
初めての事なので凄く私もびっくりして、色んな病院、総合病院とか連れて行って検査をして、結果、脳性麻痺、左四肢麻痺?

院)四肢麻痺なんですか?片麻痺では?

母)片麻痺なんですか?私、あんまり私もちょっと…

院)四肢やったら両方だから片方なら片麻痺ですね

母)そう言う診断を受け病院にリハビリに行って下さいということで…
で、いろんなことを試したいので、ボイタ、ボバース2軒行き、プラス、ネットで直接的に効くものはないかと調べて、鍼治療…でもこれは泣き叫んで1回でやめました。ただでも小児麻痺に効くと言うものだったので。
で、あとはこちらですね。

院)オステオパシーですね。
前の堺筋本町の頃から来てくれてるんですね。

母)もう長いですねー

院)病院は3軒、同時に行ってたんですか?

母)同時に、やれる事はやろうと!

院)よくバレなかったですね(笑)

母)あー、全然。
私は全て行きます、後悔したくないので!
(体験してみて)一番良いところ、一番良い方法を、最終的に選びますので!ということを初めから言って…

院)結局今は、ボイタだけ?

母)結局ボバースはPTの時に何をしてるのかよくわからなくて。
これ初め2週間にいっぺんのペースで三件通っていたのですが、これで何が良くなるのかなって?1歳半なので遊びの中に取り入れてやってくれてたのですが、これで何が良くなるんだろう?
どんどん育っていく中、手遅れにならないか?
焦りがあり、もぅボバースはもぅやめましたね~。
OTのほうはボバースもボイタもさほどやり方が変わるわけではなかったのでよく分からないのですが、PTの差は大きかったですね。
ボイタの方は圧を手で掛けて、筋力を高める、ポイントのところをやるので…
私自身が家でもできるし、目に見えて筋力を使ってるのも感じれるのでボイタを選んで、ずっとボイタですね。
ボイタは、理学療法士さんがまず私にそれをしてくれたのですが、(押されると)もの凄く筋力を使ってるのが私自身体験できたので。

院)そこから途中でうちに来て下さったんですよね?

母)途中でと言うか、ほとんど最初の方ですね。

院)それは何を見て?

母)インターネットで先生が理学療法士で、ボバース病院でPTをされていて、そこで満足出来なくてオステオパシーを学び始めましたってのを読んで…。
「あ、小児麻痺の子供をずっと見ていたんだなー」とか、「ボバースの病院でPTされてられたんだなー」と思い、そこで信頼を受けて、まぁ一度試してみようと思いました。
でもオステオパシー自体、全然知らなかったので、「これは何だ?」と。
まぁ普通の整骨院のマッサージでさえも、すがりたかったんですが。
でもこれなんやろなと思ったら、夫が欧米人なの聞いたところ、「欧米では病院の機能改善などにオステオパシーを使うよ。普通というか、皆が知ってる方法だよ?」って言ってたので、じゃあ一度試してみよう!となりした。

院)日本では知名度がないけど、海外では結構知名度があるからね。
アメリカとかイギリス、オーストラリアとかは国家資格だったり、フランスも認定資格だったりするから。
じゃあ、そう行った海外の情報なども聞いて信頼出来るかなーと?

母)そうですねー

院)実際、オステオパシーを受けてみてどう変わったかとかありますか?

母)もう、ここに通い始めて5年ですよね?
初めの頃はびっこをひいて…。一切半だったので初めは泣いて何も出来ず、毎回、昼寝の時間におぶって来て、私も一緒に寝ながら、寝かしつけて先生の施術を受けてましたね。
でも痛くない、何も感じないので、ずっと寝てる間に施術が終わって、それはもぅ一歳半の子供、赤ちゃんに対しては助かりました。私も一緒に寝てましたけど(笑)

院)そう言えば(お母さんの)お腹の上に載せて寝かせたままやってたりしましたね~(笑)

母)もっともっと歩いて、話が出来るようになったときに、自ら「うん、体が軽くなってるよー!」とか「気持ち良いよー」とか。今は、ここに来た後、「すっごく気持ち良い、(なぜか)分からないけど…」みたいな。

院)へー、それ嬉しいなー

母)2歳の時とかびっこひいてたけど歩けてたじゃないですか?
ここが終わって外に出て帰る時には、既に左足がいつもより上に上がって歩いてたり、軽いんやなーってのは目で見えました。
あと、手の上への上がりも先生の施術やっている時でも手がなかなか上に上がらなかったのが、伸びをしたら時にぐっと手が上がるようになったりとか。可動域は凄く増えますよね。軟らかくなるのか軽くなるのか?

院)今まで病院でボバースやボイタを受けて来たけど、オステオパシーは何が違うと思いました?

母)オステオパシーは実際、来始めた時、ずっと何をしてるのか分からず、大丈夫かなーって半信半疑でした。
まぁ3回、5回は試さないと分からないと言うのもあり、また1歳半って言うのもあって時間が掛かるとも思ってましたけど、ゆっくりゆっくり見ないと分からない変化というのはあって。
初めの頃は2週間に1回してましたよね?
なので、来て帰った時に公園で走る速さが早いとかは見て分かるんですが、また数日経つと左が重そうやなーっていう歩き方をしたり、足首の可動性が悪くなってたりとかはあるのですが、でも毎回毎回来るたびの柔らかさを見ると、「何かが効いるんだろな?」ってのは感じましたね。

院)だんだんしっかりして来ましたもんね~

母)いや、普通に歩けてて、周りから見たら、「えっ、障害持ってるの?」って聞かれるくらいに普通になりましたね。

院)かなり注意して見ないと分からないですよねー

母)分からない様になってますね。
ただでもここを選ぶの、一番良いのは子供が泣かない、嫌がらない、で、親も別にしんどくない(笑)
他のとこは、殆どやらされてる感が強くて。

院)泣きながらとかしんどいもんねー

母)病院のリハビリだったら親が宿題を出される。
これをやっておいてくださいとか。
「足の指をちょっと引っ張って伸ばすよう」にとか、「座るときに、普段この座り方をしてるから、足を前に持ってきてこんな座り方をするように」とか。

院)僕も病院に勤めてたのでどんな感じで言われてたのか分かりますねー。

母)でもオステオパシーは、何か体の中に変化を生んで、動かす部分を押さえて、押さえる代わりにこっちを自発的に動かせるみたいな事をやってるみたいな事を以前に言われてたと思うので…。

院)オステオパシーってこっちが治すとかっていうイメージではなくて、本人の体に仕事をさせるみたいなことイメージで。
僕がやってるのは良くなる事を邪魔してるものだけとってあげて、あとは本人(の自己治癒力)に委ねてる部分って大きくて。
だから後で、あれして下さい、これして下さいって感じにはならないですね。

母)もともと持ってる力、自然治癒の様なものですね?

院)僕はそう考えてやってます
オステオパシーの良さが分かって通って来て下さってると思うのですが、お母さん的に考えて、どんな人にオステオパシーが向いてて、どんな人がオステオパシーを受けたら良いと思われますか?

母)今現在、小さい子供を、1歳、2歳で(障害がある事が)分かられて、リハビリの病院に行ってても「これで良いのかなー?」「もっともっと何かをやってあげたいなーって思ってらっしゃるお母さんいたら、半信半疑でもとりあえず試して、なんでもやってみて…。
5回くらいは来られたら子供の様子が変わるので。
障害が持ったお子さんを持って、今立ち止まっているお母さんに是非試してもらいたいですね。

院)日本ではオステオパシーはまだ知名度がないので、是非ともボバース、ボイタだけではなく、オステオパシーも選択肢の一つとして入る様になれば素敵だなーと思って色々頑張ってます。

母)オステオパシーは、整骨院とか、カイロみたいな骨を動かすものを子供にするのではなくて、本当に手を置いてるだけなのですが、凄い子供の動きに大きな変化を与えるので。
ボキボキされて痛いとか、揉み返しの苦痛を味わうとかも全く無いので。

院)是非ともそういう人にもっとに知って貰えたらって思ってます。
今日はご協力頂きまして有難うございました。

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